「峠」と「頂上」の違いとは?分かりやすく解釈

「峠」と「頂上」の違いとは?違い

この記事では、「峠」「頂上」の違いを分かりやすく説明していきます。

「峠」とは?

「峠」には、山道を上りつめて下りに差し掛かるところといった意味があります。

山の上り下りの境目となります。

「峠」の漢字は、「山」「上」「下」という漢字の組み合わせです。

その漢字の通り、山の上りと下りの境目を意味する漢字になります。

また、「峠」には、物事の勢いの最も盛んな時。

絶頂といった意味もあります。

この意味から、様々な場面で「峠」は用いられます。


「頂上」とは?

「頂上」は、山で言えば一番高いところを意味します。

そのことから、最高の状態に達していること。

最高の地位にいることなどといった意味も「頂上」にはあります。

各山には標高が一番高い場所が決まっており、その場所を「頂上」と言います。


「峠」と「頂上」の違い

山で例えた場合、「峠」は、山道を上りつめて下りに差し掛かるところを意味します。

一方、「頂上」は山の一番高いところを意味します。

そのため、「峠」「頂上」を同じ山で比較した場合、「峠」よりも「頂上」の方が高い位置にあることになります。

また、日常会話で用いられる場合、「峠」には、物事の勢いにおいて最も盛んな時を意味し、「頂上」には、最高の状態を意味します。

これら2つの言葉を使用する場合、「峠」においては、今の時点から下がることが意識され、「頂上」の場合は、下がることは考えないといった違いもあります。

「峠」の例文

・『医師から、父の容体は今夜が峠だと言われました』
・『台風の峠が越すまで自宅待機することになりました』

「頂上」の例文

・『今夜、頂上へのアタックを決行することになった』
・『今夜の決戦が、まさに頂上決戦になりそうだ』

まとめ

同じ山でも微妙に示す場所に違いのある「峠」「頂上」

そのため、その意味から、日常会話においても、勢いが最も盛んな時を示す言葉が「峠」

最強の状態を示す言葉が「頂上」といった違いがあります。

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