この記事では、「統合報告書」と「マニュアルレポート」の違いを分かりやすく説明していきます。
「統合報告書」とは?
企業側がどのような商品開発を始めたか具体的に発信したり、利益について細かく伝えられるのが「統合報告書」【とうごうほうこくしょ】です。
財務や知的資産を分かりやすく図にまとめたり、グラフといったもので伝えるものであり、企業の価値はどのように成長していくか外部の者へ分かりやすく報告します。
主に、商品の売上げはいくらになったか利益計算書といった記録を知らせるだけでなく、現時点での純資産や預金、さらには経営者の理念と経営に関する見通しといった非財務データを伝えるわけです。
そこから社員のやる気や売れる商品の開発力と技術力を感じ取ってもらいます。
「マニュアルレポート」とは?
企業の年次報告書を「マニュアルレポート」といいます。
投資家に企業の情報を分かりやすくまとめて伝えるのが義務であり、これをディスクロジャーといい、毎年任意で制作して発行して郵送で送ったり、ホームページでダウンロードさせて開示するのです。
金融機関には年度末に企業の総合的な内容をまとめて冊子にしては配り、現在の経営状態や携わっている商品について知らせます。
冊子には株主から集めたお金をどう使い、何して企業の未来を発展させるか意気込みや具体的な提案、経営に関して投資家に同意してもらえるよう丁寧な言葉で社長の意気込みを書くわけです。
「統合報告書」と「マニュアルレポート」の違い
「統合報告書」と「マニュアルレポート」の違いを、分かりやすく解説します。
現在の経営状態を財務データや利益、損益といった詳細を外部の者に伝えて、企業の価値を知ってもらうのが「統合報告書」です。
非財務データや社長の理念、社員のやる気も伝えて、さらには開発する商品について述べては技術力、商品力といったものを知ってもらいます。
そのようなところから会社の資産はどの程度か把握してもらい、株を買って応援してもらうのです。
もう一方の「マニュアルレポート」は年次報告書をカタカナで分かりやすく書いた言葉であり、企業側の情報を詳細に書かれているのが冊子になります。
カラー写真で開発したり、売上げが良い商品を伝える、社長の姿と共に意気込みや理念が書かれ、投資家へ企業について理解してもらうため発行するわけです。
まとめ
投資家に見てもらい、企業の価値や将来性について知ってもらうため発行するものを2つ取り上げました。
似ているようで、内容に少し違いがありますので、自分なりに比較してみましょう。