この記事では、「ご入用」と「ご要望」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご入用」とは?
「ご入用」は「ごいりよう」「ごにゅうよう」と読みます。
の意味は以下の通りです。
1つ目は「ある目的の為に必要なであることを敬う表現」という意味です。
2つ目は「ある目的の為に金銭が必要なことを敬う表現」です。
3つ目は「大切なことを上品に表す語」という意味です。
「ご入用」の言葉の使い方
「ご入用」の「ご」は「相手の動作を敬ったり、言葉を美化する接頭辞」、「入」は「はい(る)」とも読み「ある区域や範囲の中にはいる」から転じて「必要とする」という意味、「用」は「もち(いる)」とも読み「使う」「役立てる」「必要な金銭や品物」という意味、「ご入用」で「相手があるものを必要とすることの尊敬語」「相手が金銭を必要とすることの尊敬語」になります。
「ご要望」とは?
「ご要望」は「ごようぼう」と読みます。
意味は「ものごとの実現を強く求めることを敬う表現」です。
「ご要望」の言葉の使い方
「ご要望」の「ご」は「相手の動作を敬ったり、言葉を美化する接頭辞」、「要」は「かなめ」とも読み「大切なところ」から転じて「なくてはならぬこと」「求める」という意味、「望」は「のぞ(む)」とも読み「遠方を見渡す」から転じて「期待する」「願う」という意味、「ご要望」で、「相手が求め願うことの尊敬語」になります。
「ご入用」と「ご要望」の違い
「ご入用」は「相手があるものを必要とすることの尊敬語」「相手が金銭を必要とすることの尊敬語」です。
「ご要望」は「相手が求め願うことの尊敬語」です。
「ご入用」の例文
「ご入用」の例文は以下の通りです。
・『ご入用のものがありましたらお気軽にお申しつけください』
・『領収書はご入用ですか』
・『何かとご入用でしょうから、こちらを是非お役立てください』
「ご要望」の例文
「ご要望」の例文は以下の通りです。
・『ご要望におこたえできず誠に残念です』
・『ご意見・ご要望はカスタマーセンターまでご連絡下さい』
・『ご要望によりキャンペーンを再開いたします』
まとめ
今回は「ご入用」と「ご要望」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。