「早い」と「素早い」の違いとは?分かりやすく解釈

「早い」と「素早い」の違いとは?違い

この記事では、「早い」「素早い」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「早い」とは?

時間的なことを表すときに使う言葉が「早い」【はやい】です。

「まだ時間が早い」といえば、待ち合わせの場所へ行くにしては早すぎるといった意味で使われます。

「早い時間帯なら空いている」というと、人がまだ乗らない時刻であればバスや電車の席に乗れると人へ伝えるのです。

また、「人参の皮を剥くのが早い」と人の動作がいかに他の者よりもできるか伝えられます。


「素早い」とは?

人の動きが早いことを「素早い」【すばやい】といいます。

人に言われる前には積極的に作業の状態を見て、どのように動けばいいか把握してから早く対処に当たるといった人の動きを褒める意味で使われている言葉です。

また、計算が素早くできたり、文章を流暢に読める頭の回転が良い人であったり、地震が起きたときは誰よりも避難場所を確かめて「素早く」動き、人を非難させる行為を指します。


「早い」と「素早い」の違い

「早い」「素早い」の違いを、分かりやすく解説します。

「閉店するのが早い」というように、名詞と共に時間が短い状況を表すときに使われています。

「早く動く」といったように、人の動詞を表記してから組み合わせる場合にも使われている言葉です。

もう一方の「素早い」は、敏速な動作する人の行動や考え方に焦点を当てた言葉であり、「早い」よりも敏速、スピード感がある動きを表します。

「早い」の例文

・『朝早い時間帯に鳥が玄関先に降り立って鳴くので、寝てられない』
・『空き巣が入った家の情報を近所に聞いた方が早いと、聞き込みした』

「素早い」の例文

・『書類の間違いを素早く訂正したので、上司に指摘されずに済んだ』
・『火事が起きたとき、素早く用水路の水をかけたので全焼を免れた』

まとめ

似ているようで、動きが違う表現できる言葉を2つご紹介しました。

どのように使うか学び、うまく状況に応じた使い分けをしてみましょう。

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