「反落」と「続落」の違いとは?分かりやすく解釈

「反落」と「続落」の違いとは?違い

「反落」「続落」はどちらも相場の動きを表す言葉です。

それぞれどのような相場の動きを表す時に使われるのでしょうか。

今回は、「反落」「続落」の違いを解説します。

「反落」とは?

「反落」とは、「上昇していた相場が反転し下落すること」を意味する言葉です。


「反落」の使い方

株式価格や原油価格など相場の値動きに対して用いる表現で、これまで上がり調子で上昇を続けていた相場の動きが反転し下落ことを表します。

一般的には上り調子の相場が急激に下落する様子に対して用いられることが多くある程度上り相場が続いた後の下落や急騰が止まり反転しての下落など、それまでの勢いが失われるニュアンスが込められた表現です。

その後の動きに関しては再び上げ相場に戻ることもあれば下落し続けることもあります。


「続落」とは?

「続落」とは、「相場が引き続き下落すること」を意味する言葉です。

「続落」の使い方

下げ続けていた相場の動きが止まらず続いて下がる様子を表します。

株式相場の場合は前日の下げに引き続き相場が下がるさまを表し、前日の値下がりに続いて今日も下落が止まらない時に使われる表現です。

数日にわたり下げ相場が続いている場合は「5日続落」のように下げを記録した日数と組み合わせて用いられます。

「反落」と「続落」の違い

「反落」「続落」の違いは「それまでの値動き」です。

どちらも相場が下がる様子を表す言葉ですがそれまでに上げ相場だったのが反転して値を下げるのが「反落」、それまでに下げていて引き続き下げるのが「続落」です。

それまでに上げていたのか下げていたのか、過去の値動きを基準にして使い分けられます。

「反落」の例文

・『値上がりが続いていたが反落した』
・『今日は反落したがまだ値上がりするだろう』

「続落」の例文

・『5日続落で3割も下がった』
・『続落を止める材料がない』

まとめ

「反落」「続落」はどちらも相場が下がる様子を表す言葉で、それまでの値動きの違いによって区別されます。

その日の値動きではなくその前の値動きを基準にして使い分けてください。

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