「表紙」と「カバー」の違いとは?分かりやすく解釈

「表紙」と「カバー」の違いとは?違い

「表紙」「カバー」はどちらも本の部分の名称ですが、具体的にどの部分を指しているのでしょうか。

今回は、「表紙」「カバー」の違いを解説します。

「表紙」とは?

「表紙」とは、「本や文書などの最初につける紙」です。


「表紙」の使い方

本や書類などの先頭に付けられる紙のことで、タイトルや著者名などが記載されています。

本文に先立って付けられるものなので直接的な内容の記載はなく、本の場合は複数の紙をまとめて束にする役割も果たします。

一般的には先頭の表側に来る部分を指しますが、本の背側にくる「背表紙」や裏側にくる「裏表紙」「表紙」に含まれます。


「カバー」とは?

「カバー」とは、「本の外側に本体とは別に取り付けられる覆い」です。

「カバー」の使い方

本を保護するように外側に取り付けられる覆いを指します。

現在発行されている書籍の多くはあらかじめ本体に「カバー」をかけた形で販売されています。

書店で本を購入すると汚れ防止のために店員が店独自の「カバー」をかけてくれることがありますが、そのような汚れ防止のためにつけられる覆いが本来の意味での「カバー」です。

「表紙」と「カバー」の違い

本や書類を構成する紙を束ねたときに最初につけられる紙が「表紙」、本や書類の本体とは別につけられる覆いが「カバー」という違いで区別されます。

「表紙」は具体的な内容については記載されていないものの本や書類を構成する一部であるのに対し、「カバー」は本体とは別物です。

本体から取り外せないのが「表紙」、本体から取り外せるのが「カバー」という違いでも区別できます。

「表紙」の例文

・『表紙を見てタイトルを確認する』
・『表紙の絵が購入の決め手になった』

「カバー」の例文

・『購入した本にカバーをかけてもらう』
・『カバーのない本は買取価格が下がる』

まとめ

「表紙」「カバー」はどちらも本の外側を指す言葉ですがしている対象に違いがあります。

混同しやすい言葉なのでそれぞれの意味を正確に覚えておきましょう。

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