梨好き必見!?大玉ブランドの梨の違いとは?
この記事では、「新興梨」と「新高梨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「新興梨」とは?
“しんこう”と呼ぶ事から近年に新しく作られた品種だと思われがちですが、太平洋戦争開戦の1941年に命名された新潟県生まれの梨になります。
特徴的には一般的な和梨である「幸水」や「豊水」よりも大玉なのが特徴。
主に生まれた新潟県で生産がされていますが、品種のシェアとしては7位。
大玉では「新高」「あきづき」「南水」に続く4番目でもあるため、種としての希少性はあるもの実際に見る機会は少ないと言えるでしょう。
「新高梨」とは?
梨はいわゆる4大品種のみで生産量が80%を越える寡占状態の果物です。
そのなかでも断トツに栽培されているのが「幸水」と「豊水」になります。
それに続く第3勢力の梨であるのが「新高梨」だと言っていいでしょう。
名前の呼称は“にいたか”ですが日本統治時代の台湾の最高峰の玉山とは関係なく品種的な親から名付けられました。
栽培面積も収穫量も「幸水」や「豊水」には遥かに及びません。
しかしその2品種を遥かに凌ぐ大玉で1kgになるものも存在。
甘く柔らかいうえに傷みやすい梨のイメージと違った保存性があります。
「新興梨」と「新高梨」の違い
「新興梨」と「新高梨」の違いを、分かりやすく解説します。
前者の読み方は“しんこう”で後者は“にいたか”になります。
品種的には圧倒的に後者の知名度が勝り、市場に出回るのも後者が圧倒的だと言っていいでしょう。
大玉の梨の特徴である保存性の高さは共通ですが、生産量が圧倒的に違うため前者は希少性が高い梨と言えます。
「新高」に加えて赤玉で大玉である「あきつき」と「南水」と国内生産量シェア3・5・6位の梨が上位を占めるだけに需要も高くはないのが現実と言えるでしょう。
食味としてはサッパリとした甘みで昔ながらの赤玉の「新興」と和梨の中では甘く柔らかく独特の食感が特徴の「新高」と大きく違います。
まとめ
「新興梨・しんこうなし」は赤玉の大玉品種であり、梨の品種別生産量7位。
「新興」と名前はつきますが歴史は古く1941年に命名されています。
比較的昔ながらの赤玉梨の味わいだと言っていいでしょう。
「新高梨・にいたかなし」は赤玉の大玉品種のなかでも大きい部類です。
1927年命名とより歴史は古くシェアも第3位を誇ります。
また大玉品種では最も有名なブランドです。
「幸水」と「豊水」が圧倒的なシェアを誇るため実際に食べた経験がない方も多いでしょう。
傷みやすい前2種とは違い保存性が高い特徴を持ちます。
また甘みに加えて柔らかい食感と後味が特徴的だと言えるでしょう。