この記事では、「新生児」と「乳児」の違いを分かりやすく説明していきます。
「新生児」とは?
新生児とは、生後28日未満の赤ちゃんのことをいいます。
母子保健法によって定義されており、誕生した日を0日として数えます。
新生児は1日のほとんどを眠って過ごしています。
その睡眠時間は個人差もありますが、16時間から20時間程とされます。
まだ昼と夜の区別はついておらず、短い時間の睡眠を繰り返しています。
排泄も頻繁に行われますが、これは排泄の機能が未熟だからです。
また、新生児のうち7日未満の赤ちゃんのことを早期新生児と呼んだりもします。
「乳児」とは?
乳児とは生まれてから1歳になるまでの赤ちゃんのことをいいます。
乳児も母子保健法によって定義されており、満1歳から小学校就学前までは幼児とされます。
乳児期には、赤ちゃんは大きく成長します。
生まれたばかりの頃は眠ってばかりいますが、首がすわって寝返りがうてるようになり、はいはいやつかまり立ちができるようになるなどその成長は著しいです。
月齢が上がるにつれて起きている時間も増えていきます。
乳児という名称は、母乳やミルクなどを飲んで育つことから付けられました。
「新生児」と「乳児」の違い
新生児も乳児も赤ちゃんのことを指していますが、出生からの経過期間に違いがあります。
生後0日から28日未満の赤ちゃんが新生児で、生後0日から1歳未満の子どもが乳児になります。
つまり、新生児も乳児に含まれていることになります。
出産予定日よりも大分早く出産する場合には未熟児と呼ばれますが、その場合も新生児と乳児の定義の仕方に違いはありません。
生後28日未満を新生児と呼び、1歳未満を乳児と呼びます。
まとめ
乳児は1歳未満の赤ちゃんのことで、その中には新生児も含まれています。
新生児は出生から生後28未満の赤ちゃんを指します。
新生児は昼夜の区別がつかず1日の大半を眠って過ごしますが、乳児は月齢が上がるにつれて起きている時間が多くなります。