この記事では、「エゴイズム」と「エゴイスト」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「エゴイズム」とは?
利益は自分が握ると考える「エゴイズム」は、人が損しようが構わず、自分さえ儲かればいいと考えます。
このような人は我侭な言動が目立ち、儲けた金は自分のためだけ使ってしまうのです。
そのため、取引相手に損害を与えても反省しません。
主に、他人に利益が出るなど考えず、自分の思考を中心に物事を進めていく現金な人の考え方を指します。
「エゴイスト」とは?
利己主義の考えを持つ者を指すのが「エゴイスト」です。
自分が不利にならなければ他人が痛い目に遭おうが、お金を失ってしまおうが気にしません。
元々は「エゴ」には「自我」という因果あり、「イスト」は「○○の人」といった意味がある言葉を掛け合わせたものです。
このようなところから、自我が強く出ていて、自分の利益ばかりを考えている人を指します。
「エゴイズム」と「エゴイスト」の違い
「エゴイズム」と「エゴイスト」の違いを、分かりやすく解説します。
“egoism”と書いて「エゴイズム」は、自分が儲かれば人を裏切ろうが、損をさせようが関係ないという考え方を指す言葉です。
とにかく自分の利益が上がればいいと考えるところが自己中心的な発想に繋がります。
もう一方の「エゴイスト」は“egoist”と英語で書き、自我に焦点を当てた言葉であり、自分の収益のためにはどのような方法を使ってまでも利益を出したいと考える人を指すのです。
「エゴイズム」の例文
・『他社を倒産に追い込んでのし上がる社長にエゴイズムを感じる』
・『家族からお金を借りてまで賭ける妹はまさにエゴイズムだ』
「エゴイスト」の例文
・『彼はエゴイストな人で疲れるため、夫婦生活も2年で終わった』
・『エゴイストな兄は親の遺産すべてを不動産に投資してお金を失った』
まとめ
「エゴ」が付く言葉を2つご紹介しましたが、収益ばかり考える思考に焦点を当てたのが「ニズム」であり、「イスト」は自我の強い人を指すと覚えましょう。