「だから」と「だからこそ」の違いとは?分かりやすく解釈

「だから」と「だからこそ」の違いとは?違い

この記事では、「だから」「だからこそ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「だから」とは?

「だから」とは、先に挙げた事柄を理由として、後に述べる事柄が起こることを示したり、理由を示す言葉です。

断定の助動詞である「だ」と接続助詞である「から」を組み合わせた表現になります。

「だから」の類義語には「故(ゆえ)に」「それ故(ゆえ)」「すなわち」「ひいては」「よって」などがあります。


「だから」の使い方

「だから」は接続詞として使われています。


「だからこそ」とは?

「だからこそ」とは、先に挙げた条件と後に述べる結果の関係性を一段と強調した言葉です。

「こそ」は係助詞であり、ここでは「ある事柄を取り立てて、強める意味」として用いられています。

順接(=先に述べた事柄が後に述べた事柄の順当な原因や理由になっている2つの句の接続のしかた)の接続詞であり、類義語には「それ故(ゆえ)にこそ」「それだけに」などがあります。

「だからこそ」の使い方

「だからこそ」は接続詞として使われています。

「だから」と「だからこそ」の違い

「だから」は先に挙げた事柄を理由として、後に述べる事柄が起こることや理由を示す接続詞です。

そして、その「だから」が示す先に挙げた事柄と後に述べる事柄の関係性をより強調した接続詞が「だからこそ」になります。

「だから」の例文

・『私は周りから親切にされたいと思っている、だから、周りの人にも親切にするよう心掛けている』
・『人生の時間は有限である、だから、人は一日でも一時でも時間を大切にしなればならない』

「だからこそ」の例文

・『ピンチのときだからこそ、起死回生となるチャンスを模索するべきだ』
・『周りとは違う考え方をしている、だからこそ、周りにはできないことができる』

まとめ

接続詞「だから」をより強調した接続詞が「だからこそ」ということでした。

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