Jユースは1種類、強豪校は3種類使い分ける?
サッカーボール事情を解説!モルテンのサッカーボール「ヴァンタッジオ」と「ペレーダ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヴァンタッジオ」とは?
ユース年代のサッカー観戦が好きならばご存知の方も多い事でしょう。
5号球の最上位モデルは『高円宮杯U-18サッカープレミアリーグ』の公式球。
また夏のクラセンU15、U18でも公式球に採用されています。
モルテン社は大会協賛スポンサーで地域リーグの各プリンスリーグにもボールを提供している事で有名です。
FIFA国際公認球であり、アセンテック構造による熱接着のため、耐久性に優れていると言っていいでしょう。
またエンボス処理も特徴的です。
「ペレーダ」とは?
夏の『インターハイ』でお馴染みのボールだと言っていいでしょう。
このため高校サッカーの強豪チームは「ペレーダ」と冬の『高校サッカー選手権』に向けて、ボールを切り替えるチームも珍しくありません。
『高校サッカー選手権』は『MIKASA』社の「ALMUNDO」が採用されているためです。
モルテンのサッカーボール「ヴァンタッジオ」と「ペレーダ」の違い
「ヴァンタッジオ」と「ペレーダ」の違いを、分かりやすく解説します。
値段、ラインナップ、カラーリングなど様々なシチュエーションから選べるモルテン社の最上位モデルが「ヴァンタッジオ」だと言っていいでしょう。
ユース年代の最高峰である『プレミアリーグEAST』『プレミアリーグWEST』には最上級モデルの「ヴァンタッジオ5000」1つ下の各地域リーグである『プリンスリーグ』では「ヴァンタッジオ4950」が公式球として使われます。
また夏のクラセンの使用球でもあるため、Jリーグの下部組織ではトップチームの使用球のお下がり以外では「ヴァンタッジオ」を普段から使うチームがほとんどでしょう。
一方の「ペレーダ」はトップモデルが『インターハイ』の公式球であるため、強豪校は併用するケースが多く見られます。
インターハイ終了後『MIKASA』社の「アルムンド」に切り替えるのが定番です。
まとめ
両者ともに『モルテン』社のブランド。
特に「ヴァンタッジオ」は5号球の最高峰であり、最上位モデルは「ペレーダ」の最上位モデルの倍の価格になるほど。
またラインナップの半分以上がFIFA国際公認球認定を受けるほどの信頼度があります。
最上位モデル5000がユース年代最高峰の『プレミアリーグ』と『クラセン』。
次位モデル4950が『プリンスリーグ』公式球に提供されています。
「ペレーダ」は高校サッカーの部活使用球としてお馴染みだと言っていいでしょう。
しかし『インターハイ』公式使用球であるため、強豪校はインターハイ予選敗退後から『高校サッカー選手権公式球』『ミカサ』社の「アルムンド」を使うチームがほとんどでしょう。
一般的な部活動クラスのチームでは「アルムンド」を通年使用する場合も多く見られます。