この記事では、「バブーシュカ」と「三角巾」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バブーシュカ」とは?
バブーシュカとは、ロシアや東欧で年配の女性が頭にかぶるスカーフのことをいいます。
布を三角形に折って頭にかぶり、両端をあごの下で結んで使います。
ロシア語の「babushka」をそのままカタカナ表記した言葉になります。
「babushka」には、「老婦人」や「祖母」「おばあさん」といった意味があります。
ロシアの民芸品として有名なマトリョーシカ人形も、バブーシュカを身に着けています。
農婦がかぶることが多く、防寒のために利用しているとされます。
バブーシュカには、レースで編んで三角形にしているものもあります。
「三角巾」とは?
三角巾とは、応急処置を行う際に用いられる包帯の一種です。
調理をする際や掃除をする際等にも、髪の毛が落ちないように頭髪を覆うために使われたりもします。
三角巾という名前の通り、直角に等辺三角形をしています。
この形になっていることで固く結びやすく、止血などがしやすいのです。
また、結びやすいように角に紐などが縫い付けられているものもあります。
「バブーシュカ」と「三角巾」の違い
バブーシュカも三角巾も形はよく似ていますが、使用する目的や用途には違いがあります。
バブーシュカは防寒目的で使用するもので、三角巾は応急処置や衛生目的で使用するものです。
バブーシュカはファッションの一種でもあります。
また、バブーシュカは頭にかぶるものですが、三角巾は頭にかぶる場合もありますし、止血するために腕や脚など頭以外の場所で使うこともあります。
それからバブーシュカはロシアや東欧などで使われているもので、三角巾は日本で使われています。
まとめ
バブーシュカはロシアや東欧で使われているスカーフで、防寒やファッションのために頭にかぶって使います。
それに対して三角巾は、止血などの応急処置や衛生目的で使われています。