「新ためて」と「改めて」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「新ためて」と「改めて」の違いとは?違い

この記事では、「新ためて」「改めて」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「新ためて」とは?

新しい項目を追加したり、別の視線で物事に目を向けて発想するという意味で使われているのが「新ためて」【あらためて】です。

今まで行っていた作業を一旦中止して、気を取り直して新しい仕事に変更して取り掛かるといったように行動します。

例えば、工場でネジを製造していた工程を取りやめて、急遽需要が高い携帯電話の基盤を作る作業に移るのです。


「改めて」とは?

今までやっていた仕事内容に不安や疑問があるとき、今一度見直しが必要と思うことを「改めて」【あらためて】といいます。

「改めて調べてみる」といえば何か不具合があると思うので、自分なりに問題を見つけるため内容を確かめるわけです。

「改めて見直してください」といえば、今は問題点が見つけられなくとも、一度時間をおいてからまた資料を見れば今まで見えなかった内容が見えてきます。


「新ためて」と「改めて」の違い

「新ためて」「改めて」の違いを、分かりやすく解説します。

取り上げた話の内容がしっかり相手に伝わっているか確かめるとき、「新ためて先ほどの内容を確認します」と聞きます。

店では客に対して携帯電話の説明したとき、色々話した後、本当に内容が伝わっているか聞くわけです。

もう一方の「改めて」は議論していた内容を今一度話し合いたいと思うとき、相手にその気持ちを伝えます。

「改めて問題を定義しましょう」といえば、取り上げた悪い点を見直すため時間を作り、またじっくり話し合いたいと伝えているのです。

「新ためて」の例文

・『取引先へ製品に追加する機能について新ためて話し合った』
・『新ためて職場に必要な資料は何か、作業員に取り上げてもらった』

「改めて」の例文

・『改めて話し合えば、書類に書かれた不要な項目が見えてきた』
・『製品の性能に不安があるので、改めて見直すよう部下に伝えた』

まとめ

読み方は同じであり、似ているような意味で使われている言葉ですが、新しいことを取り上げるか、今までにやっていた内容を見直すとき使うとの違いがあると覚えておきましょう。

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