この記事では、「教えてあげてください」と「お教えいただけないでしょうか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「教えてあげてください」とは?
誰かを教えるように求める言葉です。
「あげ」は「あげる」のことで、ある動作を他者に対して行う意を表します。
「ください」は、ある事柄をするように求める意です。
この言葉は、誰かに教えるように聞き手にお願いをするときに用います。
その行為をしてもらうのは話し手ではありません。
たとえば、このような場面で使用をします。
自分の子どもは国語が苦手です。
近所には子どもと親しくしてくれている大学生のお兄さんがいます。
この人に勉強を教えてもらうおうと親は考えて、お兄さんにお願いをしてみました。
そのときに親の方からこのような言葉を伝えます。
このときに教えてもらうのは、この言葉を伝えている親ではなく子どもです。
「お教えいただけないでしょうか」とは?
教えてもらえるかと尋ねる言葉です。
「いただけ」は「もらう」の謙譲語です。
「もらう」には、頼んである行為をさせるという意味があります。
「でしょうか」は「だろうか」を丁寧にした表現で、問いかけるときに用いる言葉です。
問いかけの形でお願いをしています。
この言葉は、自分が教えてもらいたいときに用います。
相手を敬う表現をしているので、立場が上の人に伝えるものです。
たとえば、自分が部署異動をしたとします。
新しいことばかりでわからないことが多く困っています。
こういったときに、新しい部署の人にこの言葉で尋ねてみます。
「教えてあげてください」と「お教えいただけないでしょうか」の違い
「教えてあげてください」と「お教えいただけないでしょうか」の違いを、分かりやすく解説します。
教えを受ける人が誰なのかに違いがあります。
教えてもらうのは、前者の場合は話し手以外の人、後者の場合は話し手です。
まとめ
2つの言葉の違いは、誰が教えを受けるのかです。