この記事では、「許さない」と「許せない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「許さない」とは?
絶対に相手の行為を受け入れないほど苛立っているときは「許さない」【ゆるさない】と気持ちを伝えます。
自分を裏切ったり、見下した者の行動に腹が立つときは相手を拒否する気持ちを如実に表す言葉です。
このような気持ちになる理由には、騙してお金を持ち逃げした、子供やペットを傷つけた卑劣な行為する者を容赦なく断絶しようとする自分の考えを言葉として伝えます。
「許せない」とは?
少しは相手の出方次第で受け入れてはいいと思う気持ちを持ちつつも、簡単には相手を許すのは難しいとき「許せない」【ゆるせない】といいます。
相手が裏で自分を馬鹿にしていたのを知り、憎しみを持った感情に包まれる人の状態を表す言葉です。
とくに、親しくしている人の裏切り行為に傷ついた人が、自分の感情を込めて強く伝えるとき使われています。
「許さない」と「許せない」の違い
「許さない」と「許せない」の違いを、分かりやすく解説します。
動詞の「許す」を否定するとき使うのが「許さない」で、相手を絶対に受け入れないと断固たる拒絶反応を示す際に使う言葉です。
それだけ酷い行為されたとき怒りを持った感情を伝える言葉になります。
もう一方の「許せない」は「許せる」の否定形として使う言葉であり、より憎しみがこもった感情を込めているところが違う点です。
「許さない」の例文
・『弟が彼女の心を奪った行為は絶対に許さない』
・『家の権利を持ち逃げした兄の行為は一生許さない』
「許せない」の例文
・『猫を殴った隣人の行為は理解できず、何年経っても許せない』
・『彼氏が妹と二股かけていた行為は死んでも許せない』
まとめ
似ているように感じる言葉ではありますが、絶対に許す意志はないと伝えるなら「許さない」を、許したいと少しは感じても、状況がそうさせないのであれば「許せない」を使いましょう。