この記事では、「適者生存」と「弱肉強食」の違いを分かりやすく説明していきます。
「適者生存」とは?
「適者生存」は「てきしゃせいぞん」と読みます。
意味は、「生存競争において、その環境に最も適したものだけが生き残り、繁栄していくこと」です。
進化の過程では、実際に相手と戦って強いものが残るだけではなく、気候や土壌、食物連鎖など、自分にとって環境が好ましいものが残り、子孫を残していけるという考え方です。
「適者生存」の言葉の使い方
「適者生存」は名詞・形容動詞として「適者生存だ・である」「適者生存の法則」などと使われます。
「適者+生存」で成り立っている語で、「適者」は「その仕事・環境などに見合っているもの」という意味、「生存」は「生きてこの世にいること」という意味、「適者生存」で「その環境に見合っているものが、生きてこの世にあり続けること」になります。
基本的に、進化の過程として使われる言葉ですが、比喩的に現代社会でも使われることもあります。
「弱肉強食」とは?
「弱肉強食」は「じゃくにくきょうしょく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「弱い者が、強いものに捕食されること」という元の意味です。
2つ目は転じて、「弱い者は、強い者の犠牲になることのたとえ」という意味です。
「弱肉強食」の言葉の使い方
「弱肉強食」は、名詞・形容動詞として「弱肉強食だ・である」「弱肉強食の世界」などと使われます。
中国唐時代の文学者「韓愈(かんゆ)」が記した詩文からの引用とされています。
文中に「弱之肉強之食(弱いものの肉は、強いものの食物である)」という一節があり、ここから使われる様になりました。
元は「自然の摂理からは、免れることはできない」という意味でしたが、次第に「弱い者の犠牲によって強い者が繁栄すること」という意味で使われる様になったのです。
「適者生存」と「弱肉強食」の違い
「適者生存」は「その環境に見合っているものが、生きてこの世にあり続けること」です。
「弱肉強食」は「弱い者の犠牲によって強い者が繁栄することのたとえ」です。
まとめ
今回は「適者生存」と「弱肉強食」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。