この記事では、「モノローグ」と「独り言」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モノローグ」とは?
モノローグとは演劇や舞台で使われる言葉で、登場人物が相手なしに1人で喋る長い台詞のことをいいます。
英語のmonologeを日本語読みした言葉で、monologeには「独白」という意味があります。
登場人物の心情やその場面に関する感想を述べるもので、心の声と呼ばれたりもします。
また、天や神が語りかける設定になっていることもありますし、その場面にはいない登場人物の声という設定になっていることもあります。
モノローグは昔からある手法ですが、現在は映画やドラマ、文学作品などにも用いられています。
「独り言」とは?
独り言とは、聞く相手がいないのに1人喋る行為のことです。
また、その喋る言葉のこともいいます。
頭に浮かんだことを無意識に言葉を発していることが多いです。
頭の中に浮かんだ言葉を声に出すことで、思考や気持ちを整理する効果があるといわれています。
人との会話は情報を伝達するために行うものですが、独り言はそういった目的はありません。
幼児期には独り言が多くなります。
「モノローグ」と「独り言」の違い
モノローグも独り言も、1人で喋る行為のことを指しています。
モノローグは舞台や演劇の登場人物が自分の心情は感想などを観客に伝えるために長い台詞を言うものですが、独り言の場合には誰かにその言葉を聞かせようとは思っていません。
独り言は頭に浮かんだことを無意識に発言しているもので、独り言を言っていることに本人が気づいていないこともあります。
モノローグは観客に聞かせることを目的としています。
また、モノローグは一人芝居を指すこともあります。
まとめ
モノローグと独り言の違いは、話を聞かせる相手がいるかどうかです。
モノローグは観客に心情や感想を伝えるために行いますが、独り言は頭に浮かんだことを言葉にしただけなので誰かに聞かせるものではありません。