この記事では、「ひとりぼっち」と「ぼっち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ひとりぼっち」とは?
 一人で寂しく過ごしている様子や、孤独な人のことを指す言葉です。
 漢字で「独り法師」と書くこともあります。
 この「法師」とは、僧侶のことで、「ぼっち」は「法師」が訛ったものとされます。
 法師というのは、仏教の戒律を守って修行している人のことで、出家という形で家庭や社会から離れています。
 その中でも、宗派や教団に属さずに、一人で世を放浪している法師のことを「独法師」と呼びました。
 この「独法師」が転じて「ひとりぼっち」になったというのが、一つの語源の説です。
「ぼっち」とは?
 最近では「ひとりぼっち」の省略形として使われることが多い言葉です。
 一人で行動することを「ぼっち」と言ったり、一人で食事することを「ぼっちメシ」と言ったりします。
 この場合、「ぼっち」には、寂しさや孤独というよりは、気楽さや自由さというイメージがあります。
 また、「ぼっち」には、小さな点や突起物を表す意味もあります。
「ひとりぼっち」と「ぼっち」の違い
「ひとりぼっち」と「ぼっち」の違いを、分かりやすく解説します。
「ひとりぼっち」は、一人で寂しく過ごしている様子や、孤独な人のことを指す言葉で、僧侶の敬称である「法師」が語源とされます。
 その一方で、「ぼっち」は、「ひとりぼっち」の省略形として、一人で行動することを指す言葉で、気楽さや自由さというイメージがあります。
 また、小さな点や突起物を表す意味もあり、数量を表す言葉としても使われます。
「ひとりぼっち」の例文
 ・『彼は両親を亡くしてひとりぼっちになった』
 ・『あの子はいつもひとりぼっちで遊んでいる』
「ぼっち」の例文
 ・『この紙にはぼっちがいくつか書かれている』
 ・『このシャツにはぼっちがついている』
まとめ
「ひとりぼっち」と「ぼっち」は、どちらも「独り法師(ひとりぼうし)」という言葉が変化したものです。
「ひとりぼっち」は、身寄りや仲間がいないことを表す言葉で、人に対して使われます。
 その一方で、「ぼっち」は、小さな点や突起物を表す言葉で、数量に対して使われます。
 それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。



