「補正」と「修正」の違いとは?分かりやすく解釈

「補正」と「修正」の違いとは?違い

「補正」「修正」はどちらも正しくないものを正しい状態にすることを表す言葉です。

2つの言葉はどのような違いで使い分けられているのでしょうか。

今回は、「補正」「修正」の違いを解説します。

「補正」とは?

「補正」とは、「不十分なところを補って正しくすること」を意味する言葉です。


「補正」の使い方

満たない部分や欠けている箇所など足りないところを補って誤った状態から正しい状態に正すことを指します。

誤った状態から正しい状態へ直すことを意味する言葉ですが、全体としての誤りが小さくわずかに補うだけで正しい状態になる時に用いられる表現です。

一般的には位置のズレや形の崩れなどほとんど正しい状態になっているものをわずかに調整してより正しい状態にするさまを表す意味で使います。


「修正」とは?

「修正」とは、「正しくない部分をなおして正しくすること」を意味する言葉です。

「修正」の使い方

間違いや誤りなどはっきりと正しくない部分を正しい状態に改めることを表します。

元の状態から形を変えることで正しくなる時に使うことが多く、間違っていた方向を正しい方向に戻すなど根本的な誤りを正しくする時に使われる表現です。

「補正」と「修正」の違い

元々ある程度正しいものを補ってさらに正しくするのが「補正」、間違いを正しく改めるのが「修正」という違いで区別されます。

「補正」は付け加えたり調整したりなど元の正しさを生かした上でより正しい状態にする様子を表すのに対し、「修正」は別のものに交換したりふさわしい状態に変えたりなど元の状態に正しさがほとんどない時に使う表現です。

「補正」の例文

・『ズレた位置を補正する』
・『体型を補正してくれる下着』

「修正」の例文

・『誤字を修正する』
・『状況を考慮して方針を修正する』

まとめ

「補正」「修正」は目指す正しさが元の状態の延長線上にあるかないかで使い分けられます。

混同しやすい言葉なのでそれぞれの意味を正確に理解して区別してください。

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