「雲」と「霧」の違いとは?分かりやすく解釈

「雲」と「霧」の違いとは?違い

この記事では、「雲」「霧」の違いを分かりやすく説明していきます。

「雲」とは?

「雲(くも)」とは、大気中の水蒸気が冷えて、細かな水滴や氷の粒になったものが集まり、空に浮かんでいるものを言います。

また、「雲」を比喩的な表現として用いることがあります。


「霧」とは?

「霧(きり)」とは、大気中の水蒸気が細かな水滴となり、地表や水面近くに集まって立ち込めるものを意味しています。

また、細かな水滴を空気中に飛ばしたものを言います。


「雲」と「霧」の違い

「雲」「霧」の違いを、分かりやすく解説します。

「雲」とは、大気中の水蒸気が冷えて、細かな水滴や氷の粒になったものが集まり、空に浮かんでいるものを表しています。

「霧」は、大気中の水蒸気が細かな水滴となり、地表や水面近くに集まって立ち込めるものを言います。

「雲」「霧」はどちらも、冷えた大気中の水蒸気が、細かな水滴になって集まったものを意味しています。

しかし、「雲」は空に浮かんでいるものを表しているのに対し、「霧」は地表や水面近くに煙のように立ち込めているものを指しているので、この点に違いがあります。

「雲」の例文

・『「雲をつかむよう」とは、はっきりせずに、とらえどころがない様子を表しています』
・『「雲泥(うんでい)の差」とは、天と地ほどの差があるという意味です』
・『今日の空はうろこ雲が見えています』
・『入道雲はまさに夏を象徴する雲です』

「霧」の例文

・『1km以上の視界が見えれば「靄(もや)」で、それ未満の場合を「霧」と読んでいます』
・『今朝は放射冷却による霧で、視界がほとんど見えない状態です』
・『登山の途中で、霧を抜けたら、晴天の青空と雲海の絶景に出逢えました』
・『濃霧注意報が出ていますので、車の運転に気をつけましょう』

まとめ

「雲」「霧」は季節や大気の状態などによって、さまざまに変化します。

そのため、「雲」「霧」をよく観察したり、気象情報をこまめにチェックすることで、現在やこれからの天気を知ることができます。

興味があれば、いろいろな時期の空を観察してみることで、新たな発見があるかもしれません。

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