この記事では、「吹き込む」と「煽る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「吹き込む」とは?
ある精神や考え方を教え込むことです。
例えば、「片寄った思想を吹き込む」や「新風を吹き込む」などのように使います。
相手に自分の意見や信念を受け入れさせることが目的です。
また、「吹き込む」は、レコーダーなどを用いて録音することも意味します。
「煽る」とは?
相手にとって刺激となるようなことを言うことです。
例えば、「暴動を煽る」や「欲情を煽る」などのように使います。
相手に感情や行動を起こさせることが目的です。
また、「煽る」は、車などで後ろから追いかけて急かすことも意味します。
「吹き込む」と「煽る」の違い
「吹き込む」と「煽る」の違いを、分かりやすく解説します。
「吹き込む」と「煽る」は、どちらも相手に何かを植え付けるという意味がありますが、違いがあります。
「吹き込む」は、ある考えや思想を教え込むことです。
相手に納得させるように説得することも含みます。
その一方で、「煽る」は、相手にとって刺激となるようなことを言って、感情を高めることです。
特に、怒りや不満などのネガティブな感情をあおることが多いと考えられます。
「吹き込む」の例文
・『レコーディングに、声を吹き込むことにした』
・『彼は彼女に、とんでもない嘘を吹き込む』
「煽る」の例文
・『ネットで、不特定多数の人を煽ることによって、炎上が起こった』
・『相手を煽ると、喧嘩になってしまうよ』
まとめ
「吹き込む」は、風や息などを強く出すこと、説得や教え込みなどで、相手に自分の考えや信念等を植え付けることなどを意味します。
その一方で、「煽る」は、うちわや団扇などで風を起こして火の勢いを強めること、おだてたり、そそのかしたりして、相手がある行動するように仕向けることなどを意味します。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。