「安置」と「鎮座」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「安置」と「鎮座」の違いとは?違い

この記事では、「安置」「鎮座」の違いを分かりやすく説明していきます。

「安置」とは?

「安置」「あんち」と読みます。

「安置」は、「丁重に据え置くこと」という意味があります。

特に、「神仏の像などを、据え祀ること」という意味があります。

たとえば、仏像をお寺の所定の位置に据えて、祀る場面で、「仏像を安置する」という言葉を使うことができます。


「鎮座」とは?

「鎮座」「ちんざ」と読みます。

「鎮座」は、「人や物がどっしりと場所を占めていること」という意味があります。

また、この言葉は、やや揶揄する意味が含められています。

例えば、太っている人が、狭い部屋の大部分を占めて座っているような場面で、「太っている人が床に鎮座している」などという文章にできます。

また「鎮座」には、「神霊が一定の場所に静まっていること」という意味があります。


「安置」と「鎮座」の違い

「安置」「鎮座」の違いを、分かりやすく解説します。

「安置」は、「丁重に据え置くこと」という意味があります。

一方で「鎮座」は、「人や物がどっしりと場所を占めていること」という意味があります。

「安置」は、主に、神仏などに対して使う言葉なのに対して、「鎮座」は、心霊に対して使う言葉でもありますが、やや揶揄するように、様々な人、物などに対して使う言葉という、大きな違いがあります。

また、「安置」「据え置くこと」を意味するのに対して、「鎮座」「据え置かれていること」を意味するという違いもあります。

「安置」の例文

・『神棚を部屋の上方に安置する』
・『死体を安置する』

「鎮座」の例文

・『大きなテレビが、リビングに鎮座している』
・『森に神社が鎮座している』

まとめ

「安置」「鎮座」という2つの言葉の違いについてみてきました。

2つの言葉には、大きな意味の違いがあることが分かりました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになるのではないでしょうか。

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