この記事では、「威厳」と「荘厳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「威厳」とは?
「威厳」は「いげん」と読みます。
「威厳」は、「近寄りがたいほど堂々として、おごそかなこと」という意味があります。
誰かを見たときに、近寄りがたいと感じるほど堂々としていて、さらに、重々しくていかめしいように感じるようなとき、「威厳」という言葉を使うことができます。
「威厳のある人」などという使い方をすることができます。
「荘厳」とは?
「荘厳」は「そうごん」と読みます。
「荘厳」は、「重々しくておごそかなこと」という意味があります。
また、「おごそかで、立派なこと」という意味があります。
例えば、山の頂上から見た風景が、重々しく、立派に感じられた時、「山頂から見える風景が、荘厳だった」などという文章にできます。
「威厳」と「荘厳」の違い
「威厳」と「荘厳」の違いを、分かりやすく解説します。
「威厳」は、「近寄りがたいほど堂々として、おごそかなこと」という意味があります。
一方で「荘厳」は、「重々しくておごそかなこと」という意味があります。
どちらも「重々しくていかめしい雰囲気」という共通の意味があります。
ただし「威厳」は主に、目上の人などに使う言葉なのに対して、「荘厳」は、景色などに使う言葉という違いがあります。
「威厳」の例文
・『威厳に満ちた態度を取る、校長先生』
・『ひげが伸びたことで、威厳が出てきたように感じる』
「荘厳」の例文
・『初日の出の荘厳な景色を見て、初心を新たにする』
・『一面雪に覆われた、荘厳な森の風景』
まとめ
「威厳」と「荘厳」という2つの言葉の違いについてみてきました。
「威厳」と「荘厳」の、2つの言葉には似た意味がありますが、言葉の主語となる対象に、大きな違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになるのではないでしょうか。