この記事では、「直情径行」【ちょくじょうけいこう】と「猪突猛進」【ちょとつもうしん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「直情径行」とは?
自分の感情が赴く通りに行動することを「直情径行」【ちょくじょうけいこう】といいます。
行動したいと思えば迷わず行動するといった意味がある「直情」と、こうだと一度決めたら絶対にその意を曲げずにまっとうすることを「径行」といい、この2つの言葉を掛け合わせました。
このようなところから、周囲を気にせず、自分の思うように行動する人のさまを指します。
「猪突猛進」とは?
目指すものに突進するがごとく突き進む人のさまを「猪突猛進」【ちょとつもうしん】といいます。
周囲に目を向けることなく、前だけを向いて走って行くというその行動を指すわけです。
元々は猪が突進して行く姿からきている言葉であり、目の前しか見えていない人の行動に対して「とても猪突猛進な人だ」と周囲を驚かせます。
「直情径行」と「猪突猛進」の違い
「直情径行」と「猪突猛進」の違いを、分かりやすく解説します。
行きたい、やるんだと目標を掲げたときは絶対にそれに向かって行動する考えを「直情径行」といいます。
決めた目標はやり遂げるという人の強い気持ちを表すときに使われている言葉です。
もう一方の「猪突猛進」は前に向かって周囲を見向きもせず突き進む行動を「猪突猛進」といいます。
このような意味から、向こう見ずに必死で生きるといったがむしゃらな生き方をする人を指すわけです。
「直情径行」の例文
・『欧米人は直情径行であるため思い切り感情を吐き出し、激しく泣く』
・『直情径行で行動する部下は仕事で失敗し、信用を失ってしまう』
「猪突猛進」の例文
・『弟はいつも猪突猛進の行動を見せて、周囲を心配させる』
・『猪突猛進の姉は30代で出世し、今では女社長として活躍する』
まとめ
似ているようで少し違う意味を持つ言葉を2つご紹介しました。
自分なりにどのような場面でどう使えばいいか学び、どういった行動するか伝えてみましょう。