「相も変わらず」と「相変わらず」の違いとは?分かりやすく解釈

「相も変わらず」と「相変わらず」の違いとは?違い

この記事では、「相も変わらず」【あいもかわらず】と「相変わらず」【あいかわらず】の意味や違いを説明していきます。

「相も変わらず」とは?意味

いつもと変わらない生活している状態を「相も変わらず」【あいもかわらず】といいます。

「相も変わらず物覚えが悪い」といえば、前と同じように教えてもすぐ覚えられないといった人に対して残念な気持ちになるのです。

また、「相も変わらず平社員です」というと、いつまで経っても地位が向上しない状況を表します。

このように、あまりいいように進歩していない状況で使われている言葉なのです。


「相変わらず」とは?意味

前の状態と変わらない様子であることを「相変わらず」【あいかわらず】といいます。

「あの人は相変わらず音痴だ」といえば、今も変わらず音程が合っていない状態であると伝えられるのです。

「相変わらず店が忙しい」というと、客が連日多く来店するので、儲かって仕方がないといった嬉しい状態を表します。

このように、前の状態や状況がまるで変わっていないとき使う言葉です。


「相も変わらず」と「相変わらず」の違い

「相も変わらず」「相変わらず」の違いを、分かりやすく解説します。

前の状態となんら変わらない現実に残念な気持ちを込めて相手を見るとき「相も変わらず」といいます。

もう一方の「相変わらず」は、前の状態と何一つ変わっていない様子であるときに使います。

その変わっていない状況にあきれた気持ちを伝えたり、反対に変わらないのでいい状態が続いているときは良かったと思うその心を伝えるわけです。

「相も変わらず」の例文

・『姉は相も変わらず太ったままで痩せようとしない』
・『相も変わらず片言の日本語しか話せない外国人に苛立つ』

「相変わらず」の例文

・『相変わらずやる気がない妹に心底嫌になってしまう』
・『貧乏人は相変わらず暇もお金もない生活している』

まとめ

どちらも似たような意味がある言葉ですが、多少の違いがありますので、状況によってうまく使い分けてみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典