「全編」と「全篇」の違いとは?分かりやすく解釈

「全編」と「全篇」の違いとは?違い

この記事では、「全編」「全篇」の違いを分かりやすく説明していきます。

「全編(ぜんぺん)」とは?

「全編」とは、「創作作品などの全体や全部」を意味する言葉です。


「全編」の使い方

「全編」は名詞として使われています。


「全篇(ぜんぺん)」とは?

「全篇」とは、「創作作品などの全体や全部」を意味する言葉です。

「全篇」の使い方

「全篇」は名詞として使われています。

「全編」と「全篇」の違い

「全編」「全篇」はどちらも「創作作品などの全体や全部」を意味する言葉になります。

具体的には、「1巻から最終巻までの全て」「前編と後編の両方」「前編、中編、後編の3部作の全て」という意味を表します。

つまり、2語は表記違いの言葉ということです。

「編」「篇」そのものもお互いが書きかえ字であり、「組み入れる」「編む」「書物をとじる糸」「分を集めて書物を作る」「作品」「書物」などのほか、「書物の部分け」という意味を含んだ漢字です。

「全編」の例文

・『この作品は全編で50巻以上にものぼる大作である』
・『この映像作品は全編を通して人間が抱える自己矛盾を描いていると言える』
・『経済学について書かれた著作全編の文脈を自分なりに紐解いた論文を作成した』
・『子供の頃、少ない小遣いをはたいて漫画全編を収集した』

「全篇」の例文

・『この漫画はまず前半部だけが映像化され、その後、全篇が映像化された』
・『この大河作品は部によって主人公が代わるが、全編を通してお家の栄枯盛衰を描いている』
・『連載から20年にも渡る時を経て、全編がめでたく終結した』
・『人気の漫画作品が全編セットにしてオークションに出品されていた』

まとめ

「全編」「創作作品などの全体や全部」を意味する言葉です。

そして、「全篇」「創作作品などの全体や全部」を意味する言葉であり、2語は表記違いの言葉になります。

違い
違い比較辞典