「関係者外秘」と「社外秘」の違いとは?分かりやすく解釈

「関係者外秘」と「社外秘」の違いとは?違い

ビジネスではさまざまな秘密情報を取り扱いますが、秘密の種類として「関係者外秘」「社外秘」があります。

この2つの違いはどこにあるのでしょうか。

今回は、「関係者外秘」「社外秘」の違いを解説します。

「関係者外秘」とは?

「関係者外秘」とは、「関係者以外に漏らしてはいけない秘密」を意味する言葉です。


「関係者外秘」の使い方

ある物事に何らかの形で関わっている人のことを総称して「関係者」といいます。

「関係者外秘」は関係者のみが知ってもいい秘密のことで、関係のないひとに知られないように秘匿されている情報です。

関係者が示す範囲は案件ごとに異なるためごく一部の関係者しか知り得ない場合もありますがかなり多くの関係者が知り得る場合もあります。


「社外秘」とは?

「社外秘」とは、「会社の外に漏らしてはいけない秘密」を意味する言葉です。

「社外秘」の使い方

会社に所属している人間に限り触れることが認められる秘密を指します。

秘密の範囲は会社内であり会社に所属している人間であれば直接関わりのない人が秘密を知っても問題ありません。

提携先や協力団体など深く関わっていても会社の人間でない人に「社外秘」を知る権利はなく、漏洩すると問題になります。

「関係者外秘」と「社外秘」の違い

関係者の外に漏らしてはいけない秘密が「関係者外秘」、会社の外に漏らしてはいけない秘密が「社外秘」という違いで区別されます。

どちらも慎重な取扱いが求められる重要な秘密を指しますが秘密の範囲が違います。

「関係者外秘」は関係の深さが基準なのに対し、「社外秘」は会社に所属しているかどうかが基準です。

「関係者外秘」の例文

・『関係者外秘なので関係ない人に話してはいけない』
・『社の人間ではないが関わりが深いので関係者外秘を話しても問題ない』

「社外秘」の例文

・『会社の外に社外秘を持ち出すのはルール違反だ』
・『派遣社員に社外秘を知る権利はない』

まとめ

「関係者外秘」「社外秘」はどちらも秘密を指す言葉ですが秘密を知る権利を持つ人の範囲によって区別されます。

会社によって基準が異なる場合もあるので実際に秘密を取り扱う場合は必ず事前に確認しましょう。

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