何かをじっくり見るときは「観覧」と言いますか、それとも「閲覧」と言いますか。
この記事では、「観覧」と「閲覧」の違いを分かりやすく説明していきます。
「観覧」とは?
見るべき価値があるような催しもの、名所などを見て楽しむことです。
見物とも言います。
「閲覧」とは?
書物や書類などを調べたり読んだりすることで、閲読とも言います。
「観覧」と「閲覧」の違い
「観覧」と「閲覧」の違いを、分かりやすく解説します。
「観覧」と「閲覧」は両方とも時間をかけてよく見るという点では同じですが、何を見ているか、見て何をするかということが違います。
「観覧」は劇やイベント、絵などを見て楽しむという意味ですが、「閲覧」は新聞やインターネット、書類や書物など文章で書かれたものを読み調べるという意味です。
「観覧」の例文
「観覧」の例文を紹介していきます。
・『彼女は花火を見るために観覧席のチケットを買いました』
花火など見て楽しむものには「観覧」するための席があり、そのために購入することもあります。
花火が見える位置に椅子があるだけで何も調べられないため「閲覧」には言い換えられません。
「閲覧」の例文
「閲覧」の例文を紹介していきます。
・『彼は図書館の閲覧席に座り論文に使える本を探しました』
図書館には「閲覧」するための席があり多くの本を読めるようになっています。
あくまで本を読むか調べるための席で、問題集を解くなど勉強には使わないように禁止している図書館もあります。
本を読むことは「閲覧」になるので「観覧」には言い換えられません。
まとめ
「観覧」と「閲覧」は両方ともじっくり見るという点では同じですが、見てるだけで面白いものを見るのか、それとも文字を見るのか、見た後に楽しいと思うのか、それとも見たものを使って調べるのかが違います。
「観覧」にしても「閲覧」にしてもその先には新しい発見や感動があります。
常に初めての経験や知識を増やせるように心がけましょう。