「かなり難しい」と「至難の業」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「かなり難しい」と「至難の業」の違いとは?違い

この記事では、「かなり難しい」「至難の業」の違いを分かりやすく説明していきます。

「かなり難しい」とは?

かなり難しいとは、解決するのが大分困難であることをいいます。

また、複雑で分かりにくく理解しづらいといった意味もあります。

「かなり」は程度が思いのほか甚だしいことを表す言葉で、「だいぶ」といった意味があります。

「難しい」には、解決するのが困難という意味と複雑で分かりにくいという意味があります。


「至難の業」とは?

至難の業とは、実現するのが極めて困難であることをいいます。

「至難の業」「しなんのわざ」と読みます。

「至難」はこの上なく難しいという意味です。

「業」は元々仏教用語で、何らかの意図をもってなした行為や所業、仕事といった意味があります。

至難の業は、実現しようと思ってもそれが限りなく難しいことを表しています。


「かなり難しい」と「至難の業」の違い

かなり難しいも至難の業も、実現するのが困難であることを表しています。

至難の業はこの上なく難しいという意味なので、かなり難しいよりもより実現するのが難しいことを表しています。

また、かなり難しいには、問題などが複雑で分かりにくいといった意味もあります。

「かなり難しい」の例文

・『体調を気遣っているアスリートでも風邪をひかないというのはかなり難しい』
・『今回のテストは、かなり難しい問題ばかり出題された』
・『このプロジェクトを成功させるのはかなり難しいだろう』

「至難の業」の例文

・『今の成績だと、東大に合格するのは至難の業だ』
・『両者を停戦に合意させるのは至難の業といえるだろう』
・『働きながら司法試験に合格するのは至難の業だ』

まとめ

かなり難しいも至難の業も、実現するのが困難なことを表しています。

かなり難しいよりも至難の業の方が、実現するのがより難しいことを表しています。

また、かなり難しいには問題などが複雑で分かりにくいという意味もあります。

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