「外れる」と「離れる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「外れる」と「離れる」の違いとは?違い

この記事では、「外れる」「離れる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「外れる」とは?

鞄の留め具が外れて蓋が開いてしまったことを「外れる」【はずれる】といいます。

襖を勢いよく開閉するとレールから外れてしまったり、フックに掛けていたジャケットがハンガーからするりと抜け落ちるといった意味でも使われている言葉です。

他の使い方では期待していたのに、現実はまったく面白くもない状況になったり、目標から違う方向にそれていくという状態を表します。


「離れる」とは?

今立っている場所から違う所へ移動する人の行動を「離れる」【はなれる】といいます。

現場を視察して、内容を確かめた後はまた別の場所に移動しなければいけない場合に見せる人の行動を指すのです。

このようなところから、与えられた立場より離職するといった意味でも使われています。

また、予想していた結果からまったく遠ざかっている状況のとき「かけ離れる」と使う言葉です。


「外れる」と「離れる」の違い

「外れる」「離れる」の違いを、分かりやすく解説します。

金具が壊れて取れるといった状態を「外れる」といいます。

予測していたことがまったく良い成果を出せずに終わってしまう状況を指すのです。

もう一方の「離れる」は、そこにいる場所から人に呼ばれて別の部屋に移動する行動を表します。

また、そこにいると気分が悪くなるときは「危険なので離れる」と現状を回避する際にも使う言葉です。

「外れる」の例文

・『何年も同じ動きしていたら、腕と肩の関節が外れるようになった』
・『良い結果が出せなかったので、この業務から明日にでも外れる』

「離れる」の例文

・『虫除け商品が売れると思ったが、予想よりもはるかにかけ離れる』
・『隣の部屋から化学薬品の臭いが漂ってくるので、すぐに離れる』

まとめ

「外」「離」の違いにより使い方が異なる言葉を2つご紹介しました。

どのようなとき使えばより状況が表せるか習得してみるといいでしょう。

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