この記事では、「連携を図る」と「協力する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「連携を図る」とは?
「連携を図る」とは、「他人と力を合わせて同じことに取り組む」さまや「他の人たちと一緒に協力する」様子などを示す言葉です。
「複数の人たちと共にあることを行う」あるいは「一緒に乗り越える」などというニュアンスで用いられており、「共同する」または「協働する」などという語句と同じような意味合いで使用されています。
「協力する」とは?
「協力する」とは、「他の人たちと力を合わせてひとつのことを行う」もしくは「同じ目的に向かって一緒に努力する」などという意味合いで使われている文言です。
「複数の人たちが共に行動しながら同じことにあたる」ないし「ひとつの目標に向かってみんなで気持ちをひとつにする」などという意味合いで用いられており、「団結する」または「後方で支援する」などという語句と似たような意味で使われています。
「連携を図る」と「協力する」の違い
「連携を図る」と「協力する」は、どちらの言葉も「他人と一緒に同じことに取り組む」などという意味合いで使われている似たような語句です。
それぞれの違いをあげるとすれば、「各自がきちんと役割を果たしながら同じ目標に向かって行く」「連携を図る」と「一緒に支え合いながら同じ目標に向かって行く」「協力する」という語では、「連携を図る」の方が「協力する」よりも主体的に取り組むというニュアンスが強めの表現と言えます。
「連携を図る」の例文
・『別の企業と連携を図る必要がある巨大なプロジェクトが立ち上がりました』
・『内野手が連携を図るのは内野にボールが飛んだ時だけではありません』
「協力する」の例文
・『北海道の住民は毎年みんなで雪かきを協力するのが一般的な習わしです』
・『隣の家の壁にペンキを塗る作業に協力するつもりです』
まとめ
「連携を図る」と「協力する」は、どちらの語句も「他人と一緒に同じことに取り組む」などという意味合いで使われている文言です。
使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながらうまく使い分けるようにしましょう。
