この記事では、「臨場感」と「大迫力」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「臨場感」とは?
まるでその場に自分がいるかのような気持ちになるほどの感覚に包まれることを「臨場感」【りんじょうかん】といいます。
とくに、左右前後から包み込むように音が聴こえるとき、本当にコンサート会場にいるような錯覚になるのです。
それほど現場で奏でたような立体的な音が聴こえて、気持ちが昂ぶる様子を表す言葉になります。
使い方としては、「臨場感あふれる音」といかに立体的に聴こえるところに焦点を当てているわけです。
「大迫力」とは?
今にも迫ってきそうな立体的な映像で驚かされるさまを「大迫力」【だいはくりょく】といいます。
大きな画面から今にも飛び出しそうな人物の顔が大きく見えるだけではなく、後ろの光景もはっきり見えるのです。
このようなところから自分がそこにいるような感覚になります。
とくに、大きなスクリーンからは生き物の息遣いや躍動感、熱気が伝わってより面白い映像が楽しめるのです。
「臨場感」と「大迫力」の違い
ここでは「臨場感」と「大迫力」の違いを、分かりやすく解説します。
立体的な音を五感で感じる感覚を「臨場感」といい、会場で聴いているかのような音を楽しめます。
それほど膨らみがある音や、重低音が伝わるのです。
スポーツ観戦であれば選手の息遣いが聴こえて、流れる汗もよく見えます。
もう一方の「大迫力」は大きな画面から感じられる立体的な映像が自分もその中にいるかのような錯覚になれるのです。
「臨場感」は音が立体的に聴こえてきて、「大迫力」は映像から伝わる感覚に焦点を当てています。
「臨場感」の例文
・『臨場感ある映像は人々を強く惹き付けるほど見応えがある』
・『臨場感あふれる山の映像を見ると登山しているように感じる』
「大迫力」の例文
・『大画面からは、草原を走る馬の姿が立体的に見える』
・『恐竜が飛び出してくるような大迫力の姿に心が躍る』
まとめ
普通の感覚ではない面白さを体感できる大画面のテレビやスクリーンから伝わる楽しさを表す言葉です。
映画館や電気屋さんで実際に画面を通して、感覚を味わうのもいい学びの方法になるでしょう。