「空調設備」と「エアコン」の違いとは?分かりやすく解釈

「空調設備」と「エアコン」の違いとは?違い

「空調設備」「エアコン」はどのような基準で区別されているのでしょうか。

今回は、「空調設備」「エアコン」の違いを解説します。

「空調設備」とは?

「空調設備」とは、「空気の状態を整える設備の総称」です。


「空調設備」の使い方

正式名称は「空気調和設備」といい、室内の空気の状態を調整し理想的な状態に整えるための設備全般を指します。

空気の循環がない場所では空気がよどんでしまうため適切に入れ替えたり温度や湿度を整えたりなど調整作業が求められます。

そのような空気を整えるために使う設備の総称が「空調設備」です。


「エアコン」とは?

「エアコン」とは、「空気の温度を調節する装置」のことです。

「エアコン」の使い方

寒い部屋を暖めたり暑い部屋を冷やしたりなど、空間内の空気の温度を調節する機械装置を指します。

一般的には空気を暖める機能と冷やす機能の両方を備えた装置を指し、冷やす機能だけの装置は「クーラー」暖める機能だけの装置は「ヒーター」と区別します。

「空調設備」と「エアコン」の違い

「空調設備」「エアコン」の違いは「機能」です。

「空調設備」は空気の温度調節以外にも湿度の調節や空気の循環、外気との入れ替えなど空気を調整する設備全般を指すのに対し「エアコン」は空気の温度を調節するのみの装置を指します。

「エアコン」「空調設備」の一種に当たり「エアコン」のほか換気扇やサーキュレーター、加湿器やスポットクーラーなど空気の状態を整える機能を持つ装置を総称して「空調設備」と呼んでいます。

「空調設備」の例文

・『空調設備を点検する』
・『このビルの空調設備は全館管理方式だ』

「エアコン」の例文

・『夏になる前にエアコンを買い換える』
・『エアコンをクリーニングする』

まとめ

「空調設備」「エアコン」は同じような意味で使われがちですが指している装置の種類が異なります。

表しているのがどのような機能を持つ装置なのかに注目して使い分けてください。

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