この記事では、「軽快」と「軽やか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「軽快」とは?
「軽快」には、いくつかの意味があります。
1つ目は、軽々としている様子を表す意味です。
軽々としていて、動きの素早いこと、また、その様子を意味します。
使い方としては、「軽快な身のこなし」などになります。
2つ目は、軽やかで気持ちが良いこと、また、その様子。
使い方としては、「軽快な気分」などとなります。
3つ目は、病気の症状が軽くなること、よくなることです。
使い方としては、「病気が軽快傾向にある」などといった形で使用します。
類語には、「軽々」や「軽妙」、「身軽」などがあります。
また、対義語は、「鈍重」と「荘重」です。
「軽やか」とは?
「軽やか」には、いかにも軽そうなさまといった意味があります。
見ていて、いかにも軽そうな様子を意味する「軽やか」。
例えば、「軽やかな身のこなし」や「軽やかな足取り」、「軽やかなステップ」などといった形で使用します。
類語には、「軽々」や「軽妙」、「身軽」などがあります。
「軽快」と「軽やか」の違い
「軽快」も「軽やか」も似たような意味を持つ言葉です。
そのため、「軽快なステップ」、「軽やかなステップ」。
「軽快な足取り」、「軽やかな足取り」など、同じ言葉と組み合わせ使用することができます。
そのうえで、「軽やか」の場合は、具体的な動きについて使用する傾向が強く、「軽快」の場合は、それと共に音楽などといったリズムや音が軽く動く様子を表す際に用いられるといった傾向があります。
この点に少し違いがあります。
「軽快」の例文
・『テストも無事に終わり、軽快に自転車を漕ぎ家に帰りました』
・『彼女は、軽快なリズムでステップを踏んでいます』
「軽やか」の例文
・『彼女の軽やかな足音から、何か良いことがあったことは予測できた』
・『軽やかな曲に乗せてステップを踏む』
まとめ
以上のことから、ほぼ同じ意味を持つ「軽快」と「軽やか」になります。