この記事では、「柴犬」と「豆柴犬」の違いを分かりやすく説明していきます。
「柴犬(しばいぬ/しばけん)」とは?
「柴犬」とは、日本原産である日本犬の一種です。
日本犬で唯一の小型犬であり、1936年に日本の天然記念物として指定された日本犬種の1つでもあります。
日本では最も飼育頭数が多く、統計によれば、日本で飼育されている犬種のおよそ8割を占めるそうです。
その人気は日本だけに留まらず、海外でも“ShibaInu”や“Shiba”の名で人気を博しています。
「柴犬」という名称ですが、もともとは中央高地(=中部地方の山岳地帯)で使われていた呼び名でした。
「柴」とは「小振りな雑木」という意味であり、柴藪を上手にくぐり抜けて狩猟のサポートを行うことに因む説、赤褐色の体毛が枯芝の色に似ていることに因む説、小さなものを意味する古語である柴からとったとする説が由来として挙げられています。
「柴犬」は1930年に島根県にて、日本の古来種である石州犬から誕生しました。
「豆柴(まめしば)」とは?
「豆柴」は通常の柴犬よりも小型のもの同士を掛け合わせ、繁殖させた愛玩用の柴犬です。
正式名称は「豆柴犬(まめしばいぬ)」であり、独立した犬種ではなく、小柄な柴犬として扱われています。
「豆柴犬」はほとんどの登録団体では公認されておらず(NPO法人日本社会福祉愛犬協会=KCジャパンと一般社団法人日本豆柴犬協会は独自に公認)、ペットショップなどでも取り扱われていることも少ないです。
そのため、「豆柴犬」はブリーダーを通して迎え入れられます。
「豆柴犬」の誕生時期ははっきりと分かっていませんが、昭和25年頃、京都の愛犬家が小型の柴犬として繁殖をすすめたのが始まりではないかとされています。
「柴犬」と「豆柴犬」の違い
「柴犬」と「豆柴犬」の違いを、分かりやすく解説します。
「柴犬」は日本原産である日本犬の一種であり、その「柴犬」の小型サイズのものを交配させて繁殖させたのが「豆柴犬」になります。
そのため、「豆柴犬」は独立した犬種ではありません。
まとめ
「柴犬」の小型のものを掛け合わせて生まれたのが「豆柴犬」であり、「豆柴犬」は「柴犬」の亜種ということでした。