釣りや潮干狩りに行く場合に、必ず調べるのがその地域での「満潮」と「干潮」の時間です。
この記事では、「大潮」と「満潮」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大潮」とは?
「大潮」とは、後述の「満潮」と「干潮」の潮位の差が大きいことを示す言葉です。
つまり、潮が一番引いた位置と一番満ちた位置が最も離れているということです。
逆にこの位置が最も近いのを「小潮」、その中間を「中潮」と言って区別します。
海の水の動きが大きくなるのでプランクトンが多く発生し、それを食料とする小魚も多くなるので結果的にすべての魚の数が多くなります。
英語では「spring tide」と言いますが、これは春分の頃が一番「大潮」の大きさが大きいことから来ています。
「満潮」とは?
「満潮」とは、海の水が一番陸に近くまできた状態のことを言います。
逆に一番遠いのは干潮です。
海はこの両者の間を少しずつ移動します。
その時間を示したものが潮汐表というものです。
この動きは主に太陽と月の引力が海に影響を与えて海面を上昇させたり下降させたりするために起こります。
英語では「high tide」と言います。
「大潮」と「満潮」の違い
「大潮」と「満潮」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは海の潮の満ち引きに関する用語ですが、すでに解説したように「大潮」は、潮の満ち引きの差の大きさを表す言葉で、「満潮」は、潮の位置を表す言葉なので、そもそも同じレベルで比較はできません。
これは例えばある人が「通勤時間はどのくらいかかりますか」と聞いているのに「夏は明るいので6時ごろには家を出ます」と答えるようなものです。
まとめ
この記事では、「大潮」と「満潮」の違いを、解説してきました。
これらの言葉は海で仕事をしている人にとっては重要な情報ですが、一般の方々にとってはあまり意味はありません。
しかし、この潮の動きと同じように、さまざまなことが月と太陽の動きによって起きていることは知っておくべきでしょう。