この記事では、「ハリス」と「道糸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハリス」とは?
ハリスとは、釣り糸のうち釣り針に近い細目の糸のことをいいます。
漢字では「鉤素」と書きます。
ハリスは細く作られていますが、これは魚から釣り糸を見えにくくするためです。
魚に気付かれないことで釣りの成功率を高められます。
ただし、釣る人にとっても見えにくいので、扱いづらい面もあります。
ハリスは魚の歯に接触する部分なので、とても丈夫に作られています。
ハリスの主な素材には、フロロカーボンやナイロン、ポリエステル等が挙げられます。
「道糸」とは?
道糸とは釣り糸のうち、リールに巻き付ける部分のことをいいます。
リールを装着しない延べ竿の場合には、穂先に結んでいる糸になります。
比較的太めにできています。
英語では”Fishing line(フィッシングライン)というので、道糸のことをラインと呼ぶこともあります。
昔は絹糸などの天然繊維が使われていましたが、現代では合成繊維を用いるのが一般的です。
道糸には、ナイロンやポリエステル、ポリエチレンなどが用いられます。
「ハリス」と「道糸」の違い
釣り糸は、ハリスと道糸の2種類に分けられます。
釣竿の先端から錘までの部分が道糸で、リールを装着する場合にはリールに巻き付ける部分になります。
錘から釣り針までの部分がハリスです。
ハリスは細く、道糸は太く作られています。
ハリスに太めの糸、道糸に細めの糸など逆にしてしまうと、非常に扱いづらくなってしまいます。
また、ハリスと道糸の太さは、釣りの対象となる魚によっても異なります。
大型の魚を釣る場合には、太めの糸を使用します。
まとめ
ハリスも道糸も釣り糸ですが、場所によって呼び名が異なります。
釣竿の先端から錘までの部分を道糸といい、錘から釣り針までの部分をハリスと呼んでいます。
ハリスの方が道糸よりも細く、道糸は太く作られています。