この記事では、「完結」と「簡潔」の違いを分かりやすく説明していきます。
「完結」とは?
「完結」は「かんけつ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「続いていたものごとなどがすっかり終わること」で、ある時点できっちり終わって二度と続かないことです。
2つ目は「ものごとが終わってまとまること」という意味で、話のつじつまが合って納得できる状態になり、終了することです。
「完結」の言葉の使い方
「完結」は名詞として「完結する・した」「完結させる・させた」「完結編」などと使われます。
「完」は「やり遂げる・全うする」という意味、「結」は「むす(ぶ)」とも読み「しめくくる・終わりになる」という意味、「完結」で「やり遂げて終わりになること」になります。
「簡潔」とは?
「簡潔」は「かんけつ」と読みます。
意味は「手短で要領を得ている様子」です。
短くまとまっていて、はっきりと分かり易いことを表します。
「簡潔」の言葉の使い方
「簡潔」は名詞として「簡潔に述べる・述べた」「簡潔にまとめる・まとめた」などと使われます。
「簡」は「余計な部分をはぶいてある」という意味、「潔」は「いさぎよ(い)」とも読み「余計なものがなく、すっきりしている」という意味、「簡潔」で「余計なものをはぶいてすっきりすること」になります。
「完結」と「簡潔」の違い
「完結」は「やり遂げて終わりになること」という意味です。
「簡潔」は「余計なものをはぶいてすっきりすること」という意味です。
「完結」の例文
「完結」の例文は以下の通りです。
・『人気の連続ドラマがとうとう完結する』
・『連載漫画の完結編は増ページになる』
・『恋愛の問題を自己完結させる』
「簡潔」の例文
「簡潔」の例文は以下の通りです。
・『研修の要点を簡潔にまとめる』
・『自己の主張を簡潔に述べる』
・『新商品の特徴を簡潔に説明する』
まとめ
今回は「完結」と「簡潔」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。