「パティスリー」と「ブーランジェリー」の違いとは?分かりやすく解釈

「パティスリー」と「ブーランジェリー」の違いとは?違い

「パティスリー」「ブーランジェリー」はどちらも食品を売る店を指す言葉ですが、それぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「パティスリー」「ブーランジェリー」の違いを解説します。

「パティスリー」とは?

「パティスリー」とは、「ケーキやパイなどを販売する洋菓子店」を意味する言葉です。


「パティスリー」の使い方

フランス語の「patisserie」に由来する言葉でケーキやパイなど洋菓子を販売するお店を指します。

「patisserie」の元々の意味は「小麦粉を原料に使って作る練り菓子」ですがそのようにして作られた菓子を販売する店を指す言葉としても使われており、日本では一般的に菓子そのものではなく菓子を販売する店のことを「パティスリー」と呼んでいます。

いわゆるケーキ屋さんに当たるお店が「パティスリー」です。


「ブーランジェリー」とは?

「ブーランジェリー」とは、「自家製のパンを販売する店」を意味する言葉です。

「ブーランジェリー」の使い方

フランス語の「Boulangerie」に由来する言葉で店内に調理設備を備え小麦粉を練って発酵させ焼き上げで作る自家製パンを販売するお店を指します。

フランスでは生地づくりから焼き上げまで全てを店内でこなすお店のみを指すと法律によって定められていますが、日本では特に法的な規制はなくどんなお店であっても自由に「ブーランジェリー」を名乗れます。

そのため店内で焼き上げたパンを売るお店だけではなくチェーン店など別の場所で焼き上げたパンを販売するのみで調理設備のない「ブーランジェリー」も存在します。

「パティスリー」と「ブーランジェリー」の違い

主にケーキを販売する洋菓子店が「パティスリー」、バゲットなどパン類を販売するパン屋が「ブーランジェリー」という違いで区別されます。

「パティスリー」でクロワッサンや菓子パンが売られたり「ブーランジェリー」でパイやタルトが販売されたりなど似たような商品が販売されることもありますが、メインとなる商品が菓子かパンかが2つの店の違いです。

まとめ

「パティスリー」「ブーランジェリー」は販売する商品が違います。

混同しないようそれぞれの特徴を憶えておきましょう。

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