この記事では、「バニラビーンズ」と「バニラエッセンス」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「バニラビーンズ」とは?
長い棒状のさやにびっしり詰まっている種を取り出し、発酵させて作るものを「バニラビーンズ」といいます。
バラ科という植物で、バニラ属から採取した種であり、インドネシア、タヒチ、メキシコが産地です。
発酵させた後はよく乾燥させれば独特な香りを発し、それを活かしてお菓子の味付けとして使うわけです。
揮発性が高いので直接的に火を通すのではなく、プリンやアイスクリームに甘い香りを付けるときよく使われています。
焼き菓子の生地に混ぜ合わせて焼くといった使い方をする種です。
「バニラエッセンス」とは?
アルコールに「バニラビーンズ」を漬け込んで作る液体を「バニラエッセンス」といいます。
漬け込むといった工程を取り入れることで甘く、食欲をそそる香りが出てきて、抽出したものです。
かなり強い香りがするため、1、2滴でもしっかりバニラの甘い香りを付けられるのが魅力になります。
この液体は直接舐めると苦味を感じ、甘みはありません。
また、液体にカラメルといった色素を付けたり、人工香料を添加するなどして色と香りを強くするわけです。
「バニラビーンズ」と「バニラエッセンス」の違い
「バニラビーンズ」と「バニラエッセンス」の違いを、分かりやすく解説します。
バニラ属の植物である「バニラビーンズ」は「バニラエッセンス」の原料になるものです。
この原料となる「バニラビーンズ」は小さな黒い種がさやに入っているため、それを集めて、アルコールに漬け込めば、甘くていい香りの液体が抽出されます。
もう一方の「バニラエッセンス」は「バニラビーンズ」から抽出された甘い香りがする液体です。
数滴でもお菓子に甘い香りを付けられる液体であり、人工の香料やカラメルを足して作られます。
この液体を入れれば素材の臭みを軽減したり、食欲をそそるといった効果を高めるのです。
まとめ
どちらもお菓子作りに欠かせないものですが、原料であるか、それから抽出して液体にしたとの違いがありますので、自分なりに異なる点を比べてみるといいでしょう。