最近はあまり見ることがなくなってしまったが、昭和の時代の映像作品の多くは人形劇であったことを覚えている人も多いでしょう。
これらの人形を日本では、主に「操り人形」と呼んでいましたが、「マリオネット」や「パペット」とも呼ばれていました。
それでは、この「パペット」とはどういう意味でしょうか。
また、「マペット」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「パペット」と「マペット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パペット」とは?
「パペット」とは、英語の「puppet」をカタカナ表記したもので、本来は様々な形の「操り人形」のことを指した言葉です。
すなわち、指人形、手操り人形、糸で操る人形など全てが「パペット」ということになります。
「マペット」とは?
「マペット」とは、「セサミストリート」を作ったジム・ヘンソンの造語で、「マリオネット」と「パペット」を合わせた言葉です。
定義としては、手操りと糸で操る方式の両方を使用して動かす人形のことです。
「パペット」と「マペット」の違い
「パペット」と「マペット」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、日本語で言うところの「操り人形」であると言う部分は同じですが、言葉の成り立ちが違い、指すものも違います。
「パペット」は「操り人形」全般を指す言葉として昔からありましたが、「マペット」は「セサミストリート」を作ったジム・ヘンソンの造語であり、複数の方法で操る人形のことを言いました。
したがって意味としては「マペット」は「パペット」の一種であり、もっと言えば「セサミストリート」の人形にだけ使用される言葉ということになります。
まとめ
この記事では、「パペット」と「マペット」の違いを、解説してきました。
この2つを並列に扱うきっかけとなったのは芸人の「パペットマペット」だと思われますが、彼が操作していたのは、明らかに手を入れて操る人形であり、前述のように「パペット」と呼ぶことはあっても「マペット」とは違うものです。