「またの機会」と「また次の機会に」の違いとは?分かりやすく解釈

「またの機会」と「また次の機会に」の違いとは?違い

「またの機会」「また次の機会に」はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「またの機会」「また次の機会に」の違いを解説します。

「またの機会」とは?

「またの機会」とは、「今回ではない別の機会」を意味する言葉です。


「またの機会」の使い方

物事にとってちょうどよいときやタイミングのことを「機会」といいます。

今何かをやっているその時の機会のことを「この機会」といい、この機会ではない別のときのことを「またの機会」と表現します。

一般的には特に断定しない今とは違ういつかの時の意味で使われる表現です。

婉曲的な言い方であり要するに「今ではないこと」を強調した言い方で提案内容などを「別の時にしましょう」とやんわり断るときに使います。


「また次の機会に」とは?

「また次の機会に」とは、「今回ではない次回」を指す言葉です。

「また次の機会に」の使い方

今回ではない次のチャンスやタイミングを指します。

定期的に行われるイベントなど次のチャンスが高い確率で発生する場合の次の時を指す意味で使う表現です。

「またの機会」と「また次の機会に」の違い

「またの機会」「また次の機会に」「具体性」です。

どちらも今この機会ではない別の機会を指す言葉ですが「またの機会」はいつのことかはっきり示さない具体性にかける言い方なのに対し、「また次の機会に」は次の機会がある場合の次回を指す具体性がある表現です。

断りの文句などに使うこの機会以外を指すのが「またの機会」、この次の機会を指すのが「また次の機会に」という違いで使い分けられます。

「またの機会」の例文

・『その話はまたの機会にしましょう』
・『またの機会をお待ちしています』

「また次の機会に」の例文

・『また次の機会にお渡しします』
・『また次の機会にお会いできることを楽しみにしています』

まとめ

「またの機会」「また次の機会に」表している機会が次かどうかの違いで区別されます。

婉曲的でわかりにくい表現なのでそれぞれの意味をきちんと理解しておきましょう。

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