「几帳面」と「綺麗好き」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「几帳面」と「綺麗好き」の違いとは?違い

この記事では、「几帳面」「綺麗好き」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「几帳面」とは?

普通なら見逃すところにも目を向けて、きれいに片付ける人を「几帳面」【きちょうめん】といいます。

とても綺麗好きな人に見られる行動であり、部屋の隅々まで掃除して快適な暮らしができるようにするのです。

このような人は、依頼された仕事はすべて最後までやり遂げる性格でもあります。

また、物作りにおいても細かいところにまで拘り、周囲が出来ない細かな細工まで作り上げてしまうのです。


「綺麗好き」とは?

部屋が散らかっている状態が苦手な人を「綺麗好き」【きれいずき】といいます。

大雑把に掃除するのを嫌い、それほど汚れていない棚や床さえ念入りに拭くのです。

照明や机の裏、壁まで少しの汚れが付いているのも妥協せず掃除します。

このような人は煙草を吸って壁が黄ばんだり、煙が出る料理で天井が黒くなるのを嫌う傾向があるため、部屋が汚れない料理を考えるのです。


「几帳面」と「綺麗好き」の違い

ここでは「几帳面」「綺麗好き」の違いを、分かりやすく解説します。

妥協はせず、時間をかけて机の上や引き出しの中、下駄箱には物を整頓してきちんと収納するのが「几帳面」です。

散らばっている状態が苦手で、大中小と大きさで分けたり、用途に応じて箱に入れて収納するという細かな仕分け方をします。

もう一方の「綺麗好き」は部屋の隅や床に落ちた小さなゴミも見逃さずに掃除して整理する人を指す言葉です。

ゴミが散らばっているのも抵抗を感じますし、便器の黄ばみも許せないので、用を足した都度念入りに掃除します。

「几帳面」の例文

・『几帳面な兄は、書類の内容によりファイルに入れて色分けする』
・『几帳面な人は、企業の事業内容や経営状態を調べてから就職先を選ぶ』

「綺麗好き」の例文

・『綺麗好きな男性は煙草の臭いを嫌い、吸いたいときは外で吸う』
・『綺麗好きは車にも土足で入らず、椅子にはカバーを掛ける』

まとめ

「几帳面」な人は「綺麗好き」であることが多く、似ている点が多々あります。

ただ、部屋が散らかっているのが許せない人を指すのは「綺麗好き」であると覚えておけばいいでしょう。

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