特定の規範や規準を表す言葉には「ノルマ」や「基準」があります。
この記事では、「ノルマ」と「基準」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ノルマ」とは?
「ノルマ」は元々ロシア語として使われていた言葉であり、現代では特定の規範や規準を表す時に使われています。
「ノルマ」は一定時間や期間内にすべき仕事の内容や量を表す時にも使うことが可能です。
仕事における「ノルマ」は期限までに果たすべきものとされており、これが遅れるとペナルティを課されるケースも存在します。
「ノルマ」を果たしてさらに仕事することで給料が上がったりボーナスが貰える場合もあります。
「基準」とは?
「基準」とは物事の基礎を表す時に使う言葉であり、満たすべき要件や要点、数量などを表す時に使います。
「基準値」は検査などのデータを調べる際に判断材料となる数値を表すものであり、これを基にして正常や異常を判断することが可能です。
「基準」の同音異義語には「規準」があり、こちらは思考や判断するために必要となる規範や標準を表す時に使います。
「ノルマ」と「基準」の違い
「ノルマ」は主に仕事の場面で使われる言葉であり、一定時間や期間内に果たすべき仕事量や内容を表す時に使います。
「基準」は物事の基礎を表す時に使う言葉であり、実験や統計の判断材料として使われます。
「ノルマ」の例文
・『前にいた職場はとにかくノルマがきつかったので、今は本当に楽になりました』
・『今週のノルマが終わったので休日は久しぶりに外出して遊んできます』
「基準」の例文
・『基準となる統計を調べていたところ、根本的な間違いが見つかったので報告しました』
・『その汚染物質は基準値を大きく下回っているので、安全が確認されました』
まとめ
「ノルマ」は果たすべき仕事の量や内容を表す言葉であり、これを下回る場合には査定や評価が低くなる可能性があります。
「基準」は物事の基礎を表す言葉です。