GIレースの中で「天皇賞」と言えば、春と秋の大きな大会として位置づけられていますが、この2つの「天皇賞」はどう違うのでしょうか。
この記事では、「天皇賞春」と「天皇賞秋」の違いを分かりやすく説明していきます。
「天皇賞春」とは?
「天皇賞春」とは、日本中央競馬会が主催するGIのレースの一つで、その名の通り春に京都府京都市の京都競馬場で開かれる長距離の大会です。
コースは京都競馬場を2周半するもので、長距離である上に途中に上り下りの急な坂があるために馬への負担も大きくなります。
「天皇賞秋」とは?
「天皇賞秋」とは、日本中央競馬会が主催するGIのレースの一つで、その名の通りに秋に東京都府中市にある東京競馬場で開かれる中距離の大会です。
コースは東京競馬場を1周するものですが、最後のゴールまでに長い直線があるために、ラストにドラマが生まれることが多いといわれています。
「天皇賞春」と「天皇賞秋」の違い
「天皇賞春」と「天皇賞秋」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは日本中央競馬会が主催するGIのレースで、同じ「天皇賞」という名前であるという部分は全く同じですが、以下のようなところに違いがあります。
それは主に、次期、場所、距離、出走馬の違いです。
それぞれ見ていきましょう。
「天皇賞春」は、名前のとおり春に京都競馬場で行われ、距離は3200m、出走馬はサラブレッド系4歳以上です。
一方「天皇賞秋」は10月から11月に東京競、馬場で開かれる距離2000mのレースで、出走馬はサラブレッド系4歳以上です。
さらに、「天皇賞春」と、同じく関西で開かれる「大阪杯」「宝塚記念」を合わせた3大会に優勝した場合、また「天皇賞秋」と、「ジャパンカップ」「有馬記念」と合わせた3大会に優勝した場合は特別に報奨金がでます。
まとめ
この記事では、「天皇賞春」と「天皇賞秋」の違いに関して説明してきました。
この2つの大会が「天皇賞」と呼ばれるのは、明治時代にイギリス大使だったマクドナルドがイギリスの伝統に則って自身が会頭をしていた根岸競馬場で「Emperor’s Cup」を開催したのが起源だといわれています。