「都営住宅」と「区営住宅」の違いとは?分かりやすく解釈

「都営住宅」と「区営住宅」の違いとは?分かりやすく解釈違い

「都営住宅」「区営住宅」はどちらも公営の住宅です。

2つの公営住宅はどのような特徴を持ちどこに違いがあるのでしょうか。

今回は、「都営住宅」「区営住宅」の違いを解説します。

「都営住宅」とは?

「都営住宅」とは、「東京都が所得の低い都民向けに提供する公営住宅」です。


「都営住宅」の使い方

所得の低い人にとって安い家賃で暮らせる住まい探しは大きな問題です。

特に東京都は全国的に見てもトップクラスの家賃相場なので家賃負担が家計を大きく圧迫している世帯は珍しくありません。

所得が低い世帯に対する福祉の一環として東京都が提供している公営住宅が「都営住宅」です。

東京都に居住する東京都民のうち所得や家族構成など一定の基準を満たした人のみが利用できる賃貸住宅で相場よりも大幅に家賃が安いのが特徴です。


「区営住宅」とは?

「区営住宅」とは、「区が運営する区民向けの公営住宅」です。

「区営住宅」の使い方

公営住宅法に基づいて運営される公営住宅の一種で区によって運営されるものを指します。

一般的には特別区と呼ばれる東京の23区によって運営される公営住宅を指します。

「都営住宅」と「区営住宅」の違い

公営住宅のうち東京都が運営主体なのが「都営住宅」、区が運営主体なのが「区営住宅」という違いで区別されます。

低所得者向けに供給される住宅なので家賃が相場よりも低く設定されており所得制限が設けられているため一定額以上の所得がある人は入居できません。

どちらも公営住宅法に基づいて運営されているので運営主体の違いはありますが家賃相場や利用基準などはほぼ同じです。

「都営住宅」の例文

・『都営住宅に申し込む』
・『都営住宅は競争率が高い』

「区営住宅」の例文

・『区営住宅の実情は区によってばらつきがある』
・『区営住宅の抽選に当選した』

まとめ

「都営住宅」「区営住宅」はどちらも同じ公営住宅ですが運営主体の違いで区別されます。

応募基準や締め切りなども異なるので応募する前に確認しておきましょう。

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