「賭ける」と「懸ける」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「賭ける」と「懸ける」の違いとは?違い

昔からあるものとして、雑誌やテレビなどの懸賞問題があります。

多くはいくつかの選択肢から問題の正解を選んで応募すると、商品などがもらえるものです。

この時、この問題には商品が「懸けられている」と言います。

それでは、この「懸ける」とはどういう意味でしょうか。

また、「賭ける」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「賭ける」「懸ける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「賭ける」とは?

「賭ける」とは、文字通り、賭け事をするという意味の言葉です。

「賭け事」とはお金やその他の価値のあるものを元手にもっと価値のあるものを得るための方法です。

しかし、多くの場合は元手は帰ってこないもので、それを「スル」と言います。


「懸ける」とは?

「懸ける」とは、元々は何かを吊り下げると言う意味の言葉で、「掛ける」とも表記します。

よく使われるのは何かを犠牲にして希望を叶えるような場合です。

また、何かを成し遂げると褒美がもらえるような場合にも使われます。

前述の「懸賞問題」などはこの意味です。


「賭ける」と「懸ける」の違い

「賭ける」「懸ける」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、何かを元にして、あるいは目標にして、何かを行うと言うときに使われる言葉ですが、何が違うのでしょうか。

この2つの違いをもっとも簡単に説明するなら、目の前にご褒美が吊り下げられている状態で何かを成し遂げるのが「懸ける」で、目の前のご褒美の権利を得るために何かを提供するのが「賭ける」と言うことになります。

「賭ける」の例文

・『ギャンブルと言うのはお金を「賭けて」もっと大きなものを得ることです』
・『「賭ける」ものの価値の大きさによって、得られるものも変わってきます』

「懸ける」の例文

・『この問題はとても難しいので、かなりの額の賞金が「懸けられて」います』
・『こんなことに人生を「賭ける」のはやめた方が良い』

まとめ

この記事では、「賭ける」「懸ける」の違いを、解説してきました。

ここまで説明してきた内容を理解していただき、今後のより良いコミュニケーションに活かしていただければ幸いです。

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