この記事では、「真珠」と「パール」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「真珠」とは?
日本では、アコヤ真珠を「真珠」【しんじゅ】といいます。
アコヤ貝という海の中に生息する貝類から丁寧に取り出されたもので、かなり質が良いとされるランクの高さが魅力です。
丸みをおびた形状と美しい艶、女性を魅了する本来の照りを楽しめます。
この照りが美しい「真珠」を花珠【はなだま】といい、その希少性から市場ではかなり高額で取引されているのです。
アコヤ貝の中で成長すると10mm程度になりますが、ひとつの貝からたった一粒しか取れません。
「パール」とは?
英語で「真珠」を「パール」といいます。
主に首飾りや指輪といった装飾品として使うため貝から採った石を指すわけです。
この「パール」ができる工程としては、貝にある外とう膜が体内に入り込むと丸い真珠が形成されます。
この偶然から作られる生体鉱物であるわけです。
また、本物は蛍光灯を当てると青く光り、重さがある、真珠同士で擦り合わせればざらっとした手応えを感じられます。
「真珠」と「パール」の違い
「真珠」と「パール」の違いを、分かりやすく解説します。
日本と海外で読み方が違うだけでどちらも同じ宝石を指す言葉ですが、「真珠」はアコヤ貝の中にある天然の石になります。
日本では漢字で「真珠」と書き、海外では「パール」と読むところが違う点です。
また、アコヤ貝から取れる「真珠」は天然の美しい艶と照りが人気で、色は黄色や青、白が揃います。
他にも淡水真珠という生産地が中国のもので、バイオレットや白、オレンジといった色があり、変形しているものが人気です。
海外ではゴールドやシルバーリップといった色合いが格段に美しく、大きければ20mmにもなる大きな西洋白蝶真珠や、黒蝶貝から採れたエキゾチックな黒いタヒチ真珠といった「パール」も選ばれています。
まとめ
「真珠」を指す言葉をご紹介しましたが、日本と海外では呼び方が違ったり、選ばれる種類も異なると覚えておくといいでしょう。