この記事では、「ゴブレット」と「ワイングラス」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ゴブレット」とは?
土台に脚が付いているグラスを「ゴブレット」といいます。
日本では杯【さかずき】といいますが、様々な素材で作られているのが特徴的です。
透明なガラス製は飲み物の色が透けて見えますし、陶器製は熱く温めた飲み物を注げるので、冬に使えて便利ですし、凹凸があるためキメの細かい口当たりになります。
さらにカラーステムといった「ゴブレット」は藍色のような深みがある美しい色で飲み物に鮮やかな色を付けて楽しく飲めるわけです。
1475年のフランス最古のものや、廣田硝子の大正浪漫硝子は水玉のような模様が施され、益子焼きは深みがあって持ち手が付いているものは熱い飲み物を入れても安全に飲めます。
「ワイングラス」とは?
長い柄が付いているグラスを「ワイングラス」といいます。
下にいくにつれてふっくらした丸みがある形状が特徴的であり、ワインを入れてゆっくりまわせば独特な香りが漂ってきて、そそられるわけです。
最大限にワインが放つ香りを引き出せるだけでなく、逃がしません。
このグラスは15世紀頃から世の中に広まりますが、それ以前はラッパ型でした。
このグラスが登場すると、貴族の間では芸術的なセンスがある形状と、優れた透明度が高く評価されて高値で売られるようになります。
その後、金彩をあしらったものが人気となり、さらに芸術的な形の追求により現在の繊細な形状になったのです。
「ゴブレット」と「ワイングラス」の違い
「ゴブレット」と「ワイングラス」の違いを、分かりやすく解説します。
グラスに短い脚が付いているものを「ゴブレット」といいます。
杯という意味があるようにお酒を入れてもよく、他にもジュースやお茶を飲むときも使えるグラスです。
もう一方の「ワイングラス」は透明度と美しい形状があいまった芸術的なセンスを楽しみつつ、鮮やかな葡萄の色と、最大限に香りを漂わせて飲めるグラスです。
20世紀になって現在の形状に落ち着きましたが、それまではラッパ型であり、貴族が主に使うグラスでした。
1973年になると葡萄の品種によってワインの味を楽しるソムリエシリーズが完成し、洋ナシやたまご型といっ形が浸透していきます。
まとめ
どちらも飲み物を入れられるものですが、形状に違いがありますので、自分なりに使ってみたり、画像などで比較してみるといいでしょう。