「逼迫」と「圧迫」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「逼迫」と「圧迫」の違いとは?違い

「逼迫」「圧迫」はよく間違いやすい言葉ですが、それぞれ意味が違います。

この記事では、「逼迫」「圧迫」の違いを分かりやすく説明していきます。

「逼迫」とは?

「逼迫」「ひっぱく」と読む言葉であり、緊急事態になっており追い詰められている状態や余裕がないことを表す意味があります。

「逼迫」は物理的な余裕がないことから心理的な余裕がないことを表す時にも使うことが可能です。

「逼迫」は災害や事件によって発生することも多く、「電力逼迫」「財政逼迫」などがあります。

この言葉に使われている「逼」は近づくや迫る、狭まるという意味の漢字です。


「圧迫」とは?

「圧迫」とは力などで強く押さえつけることを表す言葉です。

「圧迫」はこれ以外にも権力や武力などで押さえつけることや、押さえつけることによって物事を委縮させる時にも使います。

「圧迫面接」は企業などが行う面接の際にプレッシャーを掛ける方法ですが、現代ではこれがパワハラに当たる可能性があるとして問題視されています。

「圧迫骨折」は背骨が上下の力により骨折することを示す言葉であり、こちらは骨粗鬆症で発生することで有名です。


「逼迫」と「圧迫」の違い

「逼迫」は緊急事態で追い詰められている状態や余裕がないことを表す言葉です。

「圧迫」は力や権力などで押さえつけることや、これによって委縮されることを表す言葉です。

「逼迫」の例文

・『医療逼迫の恐れがあるので、マスクはしっかりと着用して自衛しましょう』
・『今年は猛暑になるため、電力逼迫の恐れがあります』

「圧迫」の例文

・『圧迫面接があまりにも辛かったので、友人に電話して愚痴を聞いてもらいました』
・『怪我をしたところは圧迫して止血することが効果的です』

まとめ

「逼迫」は事態が差し迫っていることを表す言葉であり、ネガティブな意味で使われます。

「圧迫」は色々な場面で使われている言葉であり、力を加えて押さえつけるという意味で使われています。

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